The girls are alright

好きなものが詰まったお菓子箱

「トランスフォーマー」は最高の恋愛映画である

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あれ?私、いつから海外が好きだっけ?

「海外が好き」って表現は含蓄がなく、チープな響きなのであまり好きではないのですが。

 

私のオタク・オリジンは小学校の頃に遡る。小学校5年生。

ディズニーランドは25周年を迎えていた。キャッチコピーは「夢よ、開け。」

懐古はあまりしたくないけれど、あの時のディズニーは本当によかった。

いや、ディズニーがよかったのではなくて今の私に純粋にディズニーを楽しむ心がないだけかもしれません。

 

とにかく、幼稚園ぶりにディズニーに行って文字通り私はディズニーの魔法にかかってしまったのです。

この時はあくまで東京ディズニーリゾートが好きなだけで、海外とかは全く興味なかったかな。

ディズニーも洋画に夢中になった要因の一つですが、もっと潜在的なきっかけをふと思い出したのです。

それは小学校5年生の話。

 

小学校5年生といえば、私にも好きな男の子がいました。

放送委員会が同じで、クラスも一緒でした。

その男の子がよく話しかけてきてくれて、席も近く授業中もずっと喋り続けてたと思う(よく注意されてた)

その子はスポーツマンタイプではなく、勉強が得意な文化系タイプ。そして帰国子女で英語がペラペラの、アメリカナイズされた男の子でした。そして、アメリカの事も時々教えてくれた。

当時持っていた男の子=なんか意地悪!という概念を覆すぐらい優しい子だったので、すぐ好きになったのだと思います。ちょろいなあ。

 

好きになった決定打は、算数の時間。私は算数がめっぽう弱く、お手上げ状態だったのにも関わらず、先生に当てられてしまったのだ。

 

勇気を出して、席を立ち上がる。クラスメイトからの視線。緊張して手に汗をかいてたことを今でも覚えている。

私がオドオドしていたのを見兼ねて、その子は後ろからノートをそっと渡してくれたのだ。

いやあ、初々しいなあ.....

 

その子は映画と本が好きで、休み時間によく他の友達と映画の話をしていました。

ちょうどトランスフォーマー1作目の公開時だったので特にTFの話で毎日盛り上がっていました。

オプティマスが....」「メガトロンが...」

 

好きな人の好きなものは当然好きになります。私も話の輪に入りたかった。劇場でトランスフォーマーは見なかったものの、中学生の時に初めてTFを見たときは「 あぁ、これがあの子の好きな映画か..」なんてぼんやり考えていました。

 

6年生になってクラスを離れてからは何故か一切話さなくなり、結局メアドも交換せずに小学校を卒業してしまった。

 

洋画を気にするようになったのは、この子のおかげである。

その子から直接影響を受けた訳ではないし、小6になってから全く話してないので単に私の頭の中で理想化されていただけかもしれない。

だけど、もしあの時スポーツマンタイプの人気者の男の子を好きになっていたら、私の”オタクセンサー”に洋画が引っかかることはなかったかもしれない。

好きの力は強い!無限に広げられるね

 

あの子のおかげで、映画を開拓できたし、魅力を発見することができた。そして大好きなアメコミにも出会えて、留学に行くぐらいアメリカの文化に惹かれている。

今その子がどこの大学に行って、何をしているか全く知りません。

もし今後会う機会があれば、映画の話でもしましょう。

トランスフォーマーの話は並にできるようになってますよ、オタクなんで。あ、ちなみにフィギュアも集めてますけど?

そして「映画を好きになるきっかけを作ってくれてありがとう」と伝えたい。