The girls are alright

好きなものが詰まったお菓子箱

村上春樹的映画ヒロイン

以前ツイッターで「(500)日のサマーのサマーって村上春樹のヒロインっぽいよね」というツイートを見かけ、面白そうなのでまとめてみようかと。

 

そもそも村上春樹のヒロインって

・気まぐれ

・特別美人という訳ではないがなぜかモテる

・女友達少なそう

・幸薄そう

・なんか病んでる

・サブカル趣味に理解がある

 

....やれやれ、僕の好きなヒロイン像とはいささかかけ離れているよ。

まあ結局モテる人ってこういうタイプなんですよね.....私は不器用なので真似できませんが

 

早速見ていきましょう。

 

・ペニーレイン

「あの頃ペニーレインと」

f:id:bluemondayy:20170917183559j:imagehttp://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-3806326/Kate-Hudson-channels-Famous-character-Penny-Lane-Nicole-Richie-s-disco-themed-birthday.html

 

この映画自体、「もし村上春樹がバンドマンの世界を描いたら」という香りがぷんぷんします。時代も70年代ですし。

イケてない主人公が魅力的な女の子と出会い(なぜか話が大抵暗い)成長する物語は青春映画の王道。

まあ、村上春樹の主人公って何も成長しないんですけどね。

ペニーレインは「サブカル趣味に理解があり」「幸が薄そうな美人」ですね。

ペニーレインという名前が偽名だったりバンドマンという虚像に浸って、現実を生きていない存在として描かれています。

また主人公の自由奔放な姉役にズーイー・デシャネルが出演しており、この時から小悪魔の片鱗を見せております。

 

・マチルダ

「レオン」

f:id:bluemondayy:20170908195316j:imagehttps://id.pinterest.com/explore/レオン-ナタリー/

 

言わずと知れた名作。

ファッキンサイコなゲイリーオールドマンも好きよ。

村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだ時、ユキというキャラクターがナタリーポートマンで脳内再生されました。

 劣悪な家庭環境、斜に構えた発言をするが人生哲学を持っている、社会不適合...等々

ピチピチのティーンエイジャーなのに退廃的な雰囲気が黒髪ボブの少女を彷彿とさせたのです。

レオンとマチルダは「相棒以上恋人未満」という関係にあり、彼らはアウトロー同士です。それは「僕」と「ユキ」の関係にも言えます。

 

・ミア

パルプ・フィクション

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https://www.pinterest.jp/pin/84231455509051773/

 

最後に紹介するのはタランティーノ映画屈指のヒロイン。

彼女を村上春樹の世界で例えると「バーで偶然主人公と出会い、一夜限りの関係になる」女性です。

 

メインヒロインというよりむしろ「名前の出てこない美女」というポジションではないでしょうか。

 

どのヒロインも危なっかしくて惹かれてしまう、そして彼女たちは儚い。

また、これらの映画は90sから00sの作品です。

近年ではこの手のヒロインが減ってきたような気がします(女性の活躍を描いた映画が多いので)

少し寂しいですね。

他にこんなヒロインもいるよ、と心当たりのある方、教えてください!