映画オタクが留学したら①
ツイッターでも実況しているのですが、私は今アメリカのアリゾナに留学しております。
やっと今日から授業が始まったのですが、眠い、とにかく眠い...
何せ授業が朝の7:30からあるのだから...
私はホームステイではなくアパート滞在という形式なのですが、これがまた非常に面白い。
アパート滞在と言っても「ピッチパーフェクト」のベッカのような一部屋にベッドが二つという形式ではなく、「ビッグバンセオリー」のシェルドンとレナードを想像していただければいいかと思います。つまり、キッチンとリビングとお風呂は共用、でも一人部屋。しかもネイティブの学生と。
ここで出国数ヶ月前の私を見てみましょう。
「ルームシェア!ルームメイトとたくさん喋って英語話せるようになりたいなあ!あと定期的にパーティもあるかもしれない!!隣の部屋の住人がギークで一緒にドクター・フー鑑賞会もしたいなあ!」
現在
ルームメイトとたくさん喋る⇨今日はどんな日だった?等の日常会話程度。みんな勝手に部屋に引っ込む。
定期的なパーティ⇨ウィットに富んだパーティがいいなあ(まだ開催されてないため未知数)
隣の部屋の住人⇨そもそも顔も見たことない
「ビッグバンセオリー」はそもそも幻想だったようです。
まあ、徒歩10分圏内にコミックショップあるからいいんだけどね!
現在、二人のルームメイトがいるのですが、一人は普通の女の子、
もう一人がソロリティ系だということ。
”ソロリティ”日本の大学生ならあまり聞きなれない言葉かもしれませんね。これはなんぞや。
ソロリティは女子学生団体で、地域ボランティアや寄付をしている社会貢献団体ですが、えらく派手で夜な夜なパーティをしたり酒飲んだりしてるような女の子が集まっています。
ボーイズ版は”フラタ二ティ”
これは耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
ジェームズマカヴォイ主演の「ウォンテッド」の暗殺組織もこの名前でしたね。
どうもフリーメイソンのような秘密組織的意味があるようです。
ソロリティとフラタ二ティはクラブ名(サークル名)をギリシア文字で表記するため
GREEKS(グリークス)と呼ばれています。
「モンスターユニバーシティ」の寮の名前もギリシア文字だったのはここからきてるのですね、文化の違いだなあ。
まとめると、グリークスは家柄、容姿重視のクラブなんですね。入るのに試験があるそうです。
実際にスタイル抜群のブロンディーが圧倒的に多い気がします。
日本で例えると、テニサーや飲みサー系サークルのように、とにかく派手なクラブなんです。
イケてる女の子、男の子なら誰でも入りたいグリークス、私が通うコミックショップやHOTTOPICとは完全に正反対の世界なのです。
そんな世界の女の子が10cm程度の壁の向こう側の部屋にいるわけです。
えー、英語力以前の問題に人間としての言語が異なるためストレートに言って非常に生活がしにくい。
それまで綺麗に保っていた共用部分は汚くなるわ、夜中に洗濯機回し出すわ、勝手にタオル使うわ、アパートが一気に無法地帯と化したのです。
食料勝手に使われたらさすがに一言言おう。とすでに心に決めております。
(まあ明らかに自炊しなさそうな雰囲気なのですが)
本当にその子が「ミーンガールズ」から飛び出してきたようなブロンドの女の子で、ここ数日ずっとお付きの女の子とパジャマパーティをしている点が、映画オタク的には非常に面白いです。
なぜステレオタイプのギークにはまだ出会えてないのに、ステレオタイプなグリーク所属のブロンド美女が存在するのでしょうか...世の中はわかりません。
「ミーンガールズ」のリンジー、「キックアス2」のクロエちゃんのような気分で共同生活を続けていきたいと思います。
違う”文化圏”の人と生活するのって、難しい。
留学する方でルームシェアをされる方は、少なくともビッグバンセオリーやフレンズのような生活を期待しない方がいいですよ。
今後のギーク的目標は
・「レディ・プレイヤー・ワン」の初日IMAXに付き合ってくれる友達を見つける
・5月に開かれる小規模なコミコンに行く友達を見つける
・LAにララランド聖地巡りしてくれる友達を見つける
です。
一応こっちではフィルムクラブかカメラクラブに入る予定です。
#留学